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リビング階段の扉はあった方が良い?後付けするときの費用とメリット・デメリットを紹介します

リビング階段に扉を付けるか迷っている方もいると思います。
扉を後付けすることで、冷暖房効率の向上やプライバシー確保など様々なメリットがあります。
一方で費用面や使い勝手の悪さなどのデメリットもあるので、よく検討する必要があるでしょう。

この記事では、リビング階段の扉を後付けするときの費用感やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
扉の種類や材質による価格の違い、必要な工事内容、扉を付ける際の注意点なども紹介するので、検討する際の参考にしてください。
[mokuji]

リビング階段に扉を付けるメリットとは?

リビング階段に扉を付けることは、快適で安心な住環境づくりに役立ちます。

  • 【1】冷暖房効率がアップ!光熱費の節約にも
  • 【2】生活音やにおいの拡散を防げる
  • 【3】小さな子供やペットの安全対策になる

リビング階段の扉のメリットを詳しく解説していきましょう。

【1】冷暖房効率がアップ!光熱費の節約にも

リビング階段に扉を付けることで、リビングと2階の空間を仕切ることができるため、冷暖房の効きが格段に良くなります。
階段を通して熱が逃げるのを防げるので、冷房や暖房の設定温度を高めに設定しても、快適な温度を保つことができます。

無駄なエネルギー消費を抑えられるので、光熱費の節約したい人にもおすすめです。
特に、1階と2階の温度差を小さくできるので、効果は絶大です。
扉を閉めることで、冷暖房の効いた空気が階段を通って外に逃げるのを防ぐことができるので、省エネ効果も期待できます。

【2】生活音やにおいの拡散を防げる

リビング階段に扉を付けることで、リビングの生活音や料理のにおいが2階に伝わりにくくなります。
テレビの音や話し声、子供の遊ぶ声などが、階段を通して2階に響くのを防ぐことができるため、2階で休息を取ったり、集中して勉強や仕事をしたりする際に役立つでしょう。

また、リビングで料理をした際のにおいが2階に広がるのを防げるので、寝室などへのにおい移りを軽減できます。
扉があれば、生活空間をゾーニングでき、家族のプライバシーを守ることにもつながります。
リビングと2階を仕切れば、それぞれの空間で過ごす時間を大切にできるので、快適な住環境を作り出せるでしょう。

【3】小さな子供やペットの安全対策になる

小さな子供やペットがいる家庭では、リビング階段に扉を付けることが安全対策になります。
扉があれば、子供やペットが誤って階段から落ちたり、階段を上ってしまったりする心配が減るからです。

特に、ベビーゲートなどを設置していない場合や、設置が難しい場合には、扉を付けることで、子供やペットの安全確保が可能です。
リビングと階段を仕切ることで、子供の見守りもしやすくなります。

子供が階段に近づいたり、上ろうとしたりしても、扉があれば一目で分かるので、すぐに対応できます。
ペットについても、階段から落ちるリスクを軽減でき、安心して飼育できます。

リビング階段の扉の後付け費用はどれくらい?

リビング階段に扉を後付けする際の費用は、扉の種類や材質、サイズ、工事の内容などによって異なります。
一般的な相場や、費用に影響する要因について詳しく見ていきましょう。
扉の種類や材質選びのポイント、工事費用の内訳など、予算を立てる上で役立つ情報をお伝えします。

扉の種類によって費用が変わる

リビング階段に後付けする扉の種類によって、費用が変わってきます。

扉の種類 費用
引き戸タイプ 6~8万円
開き戸タイプ 4~6万円
折れ戸タイプ 5~7万円

折れ戸タイプは、開閉にスペースを取らないため、狭い階段にも適していますが、費用は5万円~7万円程度とやや高めです。
扉の材質も価格に影響します。

木製やアルミ製が一般的ですが、防音性や断熱性に優れたものを選ぶと、費用は高くなる傾向にあります。
ただし、長期的な観点から見ると、快適性や省エネ効果が期待できるため、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

工事費用も含めると10万~20万円が目安

リビング階段に扉を後付けする際は、扉の本体価格だけでなく、工事費用も考慮する必要があります。
扉の取り付け費用は、2万円~2.8万円程度が相場です。

扉を設置するために、壁の開口や補修が必要な場合は、さらに2万円~4万円ほどかかります。
加えて、廃材処理費や諸経費も発生するため、トータルの費用は10万円~20万円程度が目安となるでしょう。

ただし、これはあくまで一般的な相場であり、実際の費用は、扉の種類やサイズ、工事の難易度などによって変動します。
見積もりを取る際は、複数の業者に相談し、比較検討するのがおすすめです。
リフォームに関する補助金を活用できる場合もあるので、自治体や専門家に相談してみるのも良いでしょう。

扉の材質やサイズによっても価格が変わる

リビング階段に後付けする扉の材質やサイズによっても、価格が大きく変わります。
木製の扉は、温かみがあり、インテリアとしても人気ですが、素材によっては高価になります。
特に、無垢材を使った扉は、見た目も美しく、耐久性に優れていますが、価格は高めです。

アルミ製の扉は、比較的安価で、軽量かつ耐久性が高いのが特徴です。
ガラス部分があるデザイン性の高い扉も人気ですが、価格は高くなる傾向にあります。

扉のサイズについては、オーダーメイドの場合、既製品よりも費用が高くなります。
既存の階段や手すりに合わせて、ぴったりのサイズの扉を設置できるため、見た目も機能性も優れているところが人気です。
予算と、求める性能やデザインのバランスを考えて、最適な扉を選ぶようにしましょう。

リビング階段に扉を付ける際の注意点は?

リビング階段に扉を付ける際は、いくつかの注意点があります。
扉の開閉スペースの確保、既存の階段や手すりとのサイズ調整、開閉音や通行時の使い勝手など、事前に確認しておくべきポイントを詳しく解説します。
快適で安全な扉選びのために、しっかりとチェックしておきましょう。

開閉スペースを確保する

リビング階段に扉を付ける際は、扉を開閉するための十分なスペースを確保することが大切です。
扉のタイプによって、必要な幅が異なるため、事前の確認が必要不可欠です。

引き戸タイプの場合は、扉の幅と同じだけのスペースが必要となります。
開き戸タイプは、扉の幅に加えて、開閉時の動作スペースも考慮しなければなりません。

折れ戸タイプは、開閉に必要なスペースが比較的小さいため、狭い階段にも適しています。
ただし、扉を開けた状態で固定するためのスペースは必要です。

階段の幅や、周辺の家具などとの兼ね合いを考えて、最適な扉のタイプを選びましょう。
扉の高さについても、天井までの高さや、階段の勾配を考慮して決める必要があります。

既存の階段や手すりに合わせてサイズを決める

リビング階段に扉を後付けする際は、既存の階段や手すりに合わせて、扉のサイズを決める必要があります。
階段の幅や高さ、手すりの位置などを正確に測っておくことが大切です。

特に、手すりが扉の開閉の妨げにならないよう、十分な検討が必要です。
階段の勾配によっては、扉の形状を工夫する必要もあります。
例えば、勾配が急な階段の場合は、扉の下部を斜めにカットするなどの対応が求められます。

扉のサイズや形状を決める際は、実際に階段に合わせて図面を描いたり、模型を作ったりすると、イメージがつかみやすくなるでしょう。
扉の取り付け位置によっては、階段の踏面や蹴上げ部分に加工が必要になることもあるので、注意が必要です。

扉の開閉音や通行時の使い勝手にも配慮

リビング階段に扉を付ける際は、扉の開閉音や、通行時の使い勝手にも配慮が必要です。
扉の開閉音が大きいと、特に夜間や早朝の使用時に、家族の睡眠を妨げる恐れがあります。
防音対策として、扉の材質を選ぶことも有効ですが、気密性の高いゴムパッキンを使用したり、開閉時の音を和らげるクッションを取り付けたりすることもおすすめです。

扉の開閉方法も、使い勝手に大きく影響します。
開き戸タイプは、開閉に広いスペースを取るため、狭い階段では不向きな場合があります。
引き戸タイプは、スムーズな開閉が可能で、スペースを有効活用できるため、利便性が高いと言えるでしょう。

レールのメンテナンスが必要なことも覚えておかなければいけません。
折れ戸タイプは、開閉に必要なスペースが小さく、階段の通行もスムーズですが、扉を開けた状態で固定するためのストッパーが必要です。

リビング階段の扉のデメリットにはどんなことがある?

リビング階段に扉を付けることで、いくつかのデメリットが生じる可能性があります。
どんなデメリットがあるのかについて詳しく解説していきましょう。

圧迫感が出てリビングが狭く感じられる

リビング階段に扉を設置すると、リビング全体に圧迫感が生まれ、空間が狭く感じられることがあります。
もともとリビングと階段が一体となっていた開放的な雰囲気が、扉によって遮断されてしまうのです。

特に、リビングの面積が広くない住宅では、扉を付けることでさらに狭さが強調されてしまう恐れがあります。
吹き抜けの開放感を楽しみたい人にとっては、扉の存在がその魅力を損なってしまう可能性もあるでしょう。
リビングの雰囲気を大切にしたい場合は、扉の設置には慎重な検討が必要です。

階段を上り下りする際に扉の開閉が面倒

リビング階段に扉を付けると、階段を上り下りする度に扉の開け閉めが必要になります。
日常生活の中で少なからず手間だと感じることもあるかもしれません。

特に、家族の行き来が頻繁な家庭では、扉の開閉が煩わしく感じられることもあるでしょう。
扉を開けっ放しにしておけば手間は省けますが、それでは扉を付ける意味がなくなってしまいます。

扉の開閉を怠ると、本来の目的である冷暖房効率の向上やプライバシー保護などの効果が得られなくなるのです。
扉の開閉の手間を減らすためには、引き戸タイプを選ぶなどの工夫が必要となります。

採光が減って暗くなりがち

リビング階段に扉を設置すると、階段への自然光の取り込みが減少し、昼間でも暗くなりがちです。
扉によって階段が仕切られることで、窓からの光が遮られてしまうのです。

階段が暗いと、昇り降りする際の安全性が低下したり、家の中に暗い印象を与えたりする可能性があります。
光の不足は、階段周辺の植物の育成にも影響を及ぼすかもしれません。

採光を確保するためには、ガラス扉を選んだり、階段に照明を設置したりするなどの対策が必要不可欠です。
扉の材質や設置位置、照明計画などを総合的に検討し、明るさを維持することが大切です。

期待した暖房対策になるとは限らない

リビングや階段に扉を設置することで、リビングと階段の間の冷気の流入を防ぎ、暖房効果を高めることができます。
確かに、扉があることで部屋の温度を保ちやすくなるというメリットはあります。

しかし、住宅の中で最も熱の出入りが激しいのは窓です。
古い窓や単層ガラスの窓は、断熱性能が低く、冬場は外気との温度差によって窓際が冷え込みやすくなります。
このため、リビングや階段に扉を設置しただけでは、十分な寒さ対策とは言えないケースもあります。

この場合、複層ガラスや樹脂窓に交換することで、窓からの熱の流出を大幅に抑えることができます。
また、窓枠や壁との隙間を塞ぐ気密工事を併せて行うことで、さらに高い断熱効果が期待できます。
リビングや階段の扉設置と併せて、窓の断熱リフォームを検討することで、より効果的な寒さ対策が可能になるでしょう。

リビング階段の扉に関するよくある質問

リビング階段に扉を後付けする際には、さまざまな疑問や不安が生じるものです。
扉のタイプや業者選び、施工方法など、検討すべき点は多岐にわたります。
リビング階段の扉に関してよく寄せられる質問について、わかりやすく回答していきましょう。

【Q1】後付けできる扉のタイプは?

リビング階段に後付けできる扉のタイプには、主に引き戸タイプ、開き戸タイプ、折れ戸タイプなどがあります。
引き戸タイプは、扉を横にスライドさせて開閉するタイプで、スペースを有効活用できるのが特徴です。

開き戸タイプは、扉を回転させて開閉するもので、シンプルな構造が魅力です。
折れ戸タイプは、扉を折りたたむように開閉するタイプで、コンパクトに収納できるメリットがあります。
それぞれのタイプには長所と短所があるため、設置スペースや予算、デザイン性などを総合的に考慮して選ぶことが大切です。

【Q2】DIYで扉を取り付けることはできる?

リビング階段に扉を後付けする工事は、プロの技術を必要とする高度なものであるため、基本的にはDIYには向きません。
壁の開口や補修、扉の設置など、正確さが求められる作業が多く、素人が行うには難易度が高いのです。

特に、壁の切り込みや補強は、建物の構造に直接関わる重要な工程です。
ミリ単位の誤差が、扉の開閉や外観に大きな影響を与えてしまうこともあります。

安全性や仕上がりの美しさを確保するためには、やはりプロの手に委ねるのが賢明でしょう。
リビング階段は家の中心的な空間であるだけに、扉の設置は慎重に進めることが大切です。

【Q3】扉を付ける際の業者の選び方は?

リビング階段に扉を後付けする際は、リフォーム経験の豊富な業者を選ぶことが重要です。
扉の設置は、単に製品を取り付けるだけでなく、壁の開口や補修など、高度な技術を要する工事が伴います。

実績のある業者なら、的確なアドバイスや質の高い施工が期待できるでしょう。
業者選びの際は、実際の施工事例を見せてもらうことをおすすめします。

完成後の仕上がりや、工事中の対応などを確認することで、業者の技術力や信頼性を判断することができます。
複数の業者から見積もりを取り、価格や内容を比較検討することも重要です。

まとめ

リビング階段に扉を後付けすることで、冷暖房効率の向上や生活音・におい対策、子供やペットの安全確保などのメリットが得られます。
一方で、リビングの圧迫感や階段の採光不足、扉の開閉の手間などのデメリットもあるため、自宅の間取りや生活スタイルに合わせて導入を検討する必要があるでしょう。

リフォームのプロに相談して、最適な扉選びと施工を依頼するのがおすすめです。
リフォームをご検討の際は、ぜひ「創建リフォーム」まで、お気軽にご相談ください。
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