二重窓の掃除が大変・・・簡単にキレイにする方法とは?

二重窓は断熱性に優れていますが、窓の枚数が2倍になり掃除が大変というデメリットもあります。
二重窓専用の便利グッズの使用やプロの掃除テクニックで、二重窓を楽にキレイにすることができるんです。
この記事では、面倒な二重窓の掃除が簡単にできる方法をご紹介します。
[mokuji]
二重窓の掃除が大変な理由
二重窓は通常の窓と比べて掃除が大変だと感じる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、二重窓の掃除が大変な理由について詳しく解説します。
窓の枚数が2倍になるから
二重窓は、通常の窓の内側にもう1枚窓がある構造になっています。
つまり、掃除しなければならない窓の面積が2倍になるということです。
1枚の窓を掃除するだけでも一苦労なのに、2枚になるわけですから、掃除の手間と時間が倍増してしまうのは当然です。
特に、大きな窓や枚数の多い窓の場合は、かなりの労力を要することになります。
内側の窓と外側の窓で汚れ方が違うこともあり、それぞれに合った掃除方法を選ばなければならないので、さらに手間が増えてしまうのです。
窓と窓の間の掃除が難しい
二重窓の内側と外側の窓の間には、わずかなスペースしかありません。
スペースは非常に狭いため、掃除がかなり困難です。
隙間にはホコリや汚れが溜まりやすいのですが、掃除道具を入れるのが難しく、隙間用の専用道具を使っても、奥までしっかり掃除するのは至難の業です。
手が届きにくい部分には、どうしても汚れが残りがちです。
しかも、窓と窓の間は風通しが悪く、カビが生えやすくなります。
放っておくと汚れがこびりついて、さらに掃除が大変になってしまいます。
開閉が面倒で掃除がしにくい
二重窓は、断熱性を高めるために気密性が重視されています。
窓の開閉が通常の窓よりも面倒な構造になっているのです。
特に、内側の窓を開けるには外側の窓を先に開ける必要があり、手順が複雑なので余計に手間がかかります。
窓の開閉に一苦労するのでつい掃除の頻度が下がってしまい、汚れがどんどん蓄積していってしまいます。
二重窓の掃除に使える便利グッズ
二重窓の掃除は大変ですが、便利なグッズを使えば効率的に掃除できます。
二重窓の掃除に役立つおすすめのアイテムや掃除道具選びのポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
隙間用の掃除道具
二重窓の窓間の隙間は、狭くて掃除しにくい場所です。
隙間の汚れを落とすのに最適なのが、隙間用の掃除道具です。
隙間用のブラシやモップ、クロスなどを使えば、窓の間の奥までしっかり掃除できます。
柄の長さや形状にもこだわると、さらに掃除がしやすくなるでしょう。
隙間の幅に合わせて、細めのブラシやフラットなモップを選ぶのがおすすめです。
また、先端が曲がるタイプの掃除道具なら、手の届きにくい場所も楽に掃除できて便利です。
マイクロファイバー製のクロスを使えば、細かいホコリもしっかりキャッチできます。
伸縮式のハンドル付き掃除道具
高い位置にある窓の掃除が大変だと感じる人も多いです。
そんな時は、伸縮式のハンドル付き掃除道具がおすすめです。
ハンドルの長さを調節できるので、背の高い窓の上部も無理なく掃除できます。
窓の高さに合わせて、ハンドルの長さを自由に変えられるのがポイントです。
ロングタイプのハンドルなら、脚立に乗らなくても窓の上部までラクラク届きます。
先端にはモップやブラシ、スクイジーなどのアタッチメントを取り付けられるので、汚れに合わせて使い分けるのも良いでしょう。
掃除の際に窓を開ける必要がないので、ハンドルが邪魔になることもありません。
窓用バキュームクリーナー
窓に付いたホコリや汚れを吸引して取り除くなら、窓用のバキュームクリーナーがおすすめです。
パワフルな吸引力で、窓の隅々までしっかり掃除できるので便利です。
ノズルの形状が窓の形に合わせて設計されていて、フレームの溝などの細かい部分も逃さずキレイにできます。
コードレスタイプなら、コンセントを気にせず自由に動かせるので、掃除の自由度が上がります。
ハンディサイズなら、窓だけでなく、網戸やブラインドなどの掃除にも活躍してくれるはず。
フィルターを定期的に清掃すれば、長く快適に使えます。
プロが教える二重窓の掃除テクニック
効率的で無駄のない掃除方法をマスターすれば、あなたも二重窓の汚れとサヨナラできるはずです。
プロの清掃業者が実践している二重窓の掃除テクニックを伝授しますので、参考にしてみてください。
内側の窓から先に掃除する
二重窓の掃除は、内側の窓から始めるのが基本です。
外側の窓を先に掃除してしまうと、内側の窓を開けた時に外側の汚れが入り込んでしまうことがあるからです。
外側の窓を開けっぱなしにしておくと、ホコリや花粉、虫なども侵入しやすくなってしまいます。
内側の窓を先にピカピカにしてから、外側の窓の掃除に取り掛かるのが正解です。
内側の窓は、ブラインドや障子など、窓周りの部分も併せて掃除しておくと良いでしょう。
こまめな掃除を心がければ、内側の窓は比較的キレイな状態をキープできますよ。
汚れに合わせて洗剤を使い分ける
窓の汚れは、油汚れや水垢など、様々なタイプがあります。
それぞれの汚れに適した洗剤を使い分けることが、効果的な掃除のコツです。
汚れ | おすすめの洗剤 |
---|---|
油汚れ | アルカリ性の洗剤 |
ガンコな油汚れ | 重曹を溶かしたぬるま湯 |
水垢 | ・クエン酸などの酸性の洗剤 ・市販の水垢取り洗剤 |
強い酸性やアルカリ性の洗剤は、窓枠を傷める恐れがあるので注意が必要です。
洗剤は原液をそのまま使わず、水で薄めてから使用するのがポイントです。
ガラスクリーナーで仕上げる
洗剤で汚れを落とした後は、仕上げにガラスクリーナーを使うのがおすすめです。
ガラスクリーナーを吹きかけて、クロスや新聞紙でくまなく拭き上げれば、窓がピカピカに輝きます。
拭きムラを防ぎ、キレイに仕上げるためのポイントは、よく絞ったクロスを使うことと、同じ場所を何度も拭かないことです。
拭き残しがないように、隅々まで丁寧に拭くのを心がけましょう。
ガラスクリーナーは、窓の表面の汚れを落とすだけでなく、帯電防止の効果もあります。
静電気でホコリが付きにくくなるので、窓がキレイな状態を長く保てるのです。
二重窓のお手入れ習慣を身につけるには
二重窓の掃除は手間がかかるため、なかなか習慣づけるのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
ちょっとしたコツを掴めば、二重窓のお手入れを楽に続けられるようになります。
ここでは、二重窓の掃除習慣を身につけるための方法をご紹介します。
掃除の頻度を決めて習慣化する
二重窓の掃除を習慣化するためには、まず掃除の頻度を決めることが大切です。
例えば、「月に1回は必ず掃除する」と決めて、その日は必ず実行するようにしましょう。
最初のうちは面倒に感じるかもしれませんが、掃除を繰り返すうちに徐々に慣れてきます。
掃除が習慣になれば、窓の汚れもたまりにくくなるので、その分掃除の手間も減らせるはずです。
習慣化のポイントは、無理のない頻度で継続することです。
掃除グッズをすぐ使える場所に置く
二重窓の掃除をサボってしまう原因の一つに、掃除道具の準備が面倒なことが挙げられます。
掃除グッズを窓の近くなど、すぐに手に取れる場所に置いておくことをおすすめします。
例えば、窓のサッシの上や、窓の近くの棚などに、掃除道具をまとめて収納しておくと便利です。
掃除グッズがすぐ手に取れる状態になっていれば、ちょっとした空き時間を利用して、サッと窓の掃除ができるようになるでしょう。
家族で掃除の役割分担をする
二重窓の掃除は、一人でやると大変な作業ですが、家族で協力して分担すれば、一人あたりの負担を減らすことができます。
窓の内側と外側で担当を分けたり、上部と下部で分担したりするのも良いでしょう。
子供にも、背の高さに合わせて窓の下部を任せてみるのもおすすめです。
掃除の役割を分担することで、家族みんなで二重窓のお手入れに関われば、自然と掃除の習慣が身についていくはずです。
二重窓の掃除に関するよくある質問
二重窓の掃除についてのよくある質問についてお答えします。
二重窓の掃除方法から、結露やカビ対策まで、役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。
【Q1】業者に依頼するのと自分で掃除するのはどちらがいい?
二重窓の掃除を業者に頼むか自分でやるかは、掃除の頻度や予算によって選ぶのがおすすめです。
月に1回以上の頻度で掃除が必要だと感じるなら、自分で掃除する方が経済的でしょう。
掃除道具にも慣れれば、それほど時間もかからずにキレイにできるはずです。
一方、年に1~2回程度の大掃除なら、プロの技術を借りるのも良い選択肢です。
普段手の届きにくい窓の隅々まで、しっかりと汚れを落としてもらえます。
初めての二重窓の掃除で不安がある場合も、一度業者に依頼して掃除のコツを学ぶと良いかもしれません。
【Q2】内窓の結露対策方法はありますか?
二重窓の内側に発生する結露は、室内の湿気が原因となっているため、換気が結露対策の基本です。
- 調理中やお風呂の後は、窓を開けて湿気を逃がす
- 加湿器を使っている場合は、使用時間を調整する
- 窓に断熱シートを貼る
これらの対策を取るのがおすすめです。断熱シートを貼る際は、貼る前に窓の掃除をしておきましょう。
【Q3】窓のカビ予防におすすめの方法はありますか?
カビは湿気と風通しの悪さが原因で発生しやすいので、カビ予防には換気とこまめな掃除が必要です。
特に梅雨の時期は湿度が高くカビが生えやすいので、小まめな拭き掃除に加えて、除湿剤を使うのがおすすめ。
除湿剤を窓の近くに置いておくだけで、湿気を吸収してくれるので、簡単にカビ予防ができます。
さらに、断熱性の高い窓や樹脂製のフレームに交換することで、結露やカビの発生を防ぎやすくなります。
断熱性が高い窓は、内側の窓が結露で濡れるのを防いでくれるので、カビが生えるリスクを下げられます。
樹脂製のフレームは、木製と比べてカビが発生しにくいのもメリットです。
窓の交換は初期費用が掛かりますが、長期的に見るとメンテナンスが楽になり、掃除の手間を減らせるでしょう。
まとめ
二重窓の掃除は手間がかかりますが、適切な道具とテクニックを使えば、効率的にキレイにすることができます。
掃除を習慣化し、家族で役割分担することで、二重窓のお手入れが楽になっていくはずです。
年に1~2回のプロによる大掃除も検討の価値があるでしょう。
二重窓についての悩みがある場合も、当社「創建リフォーム」にご相談ください。
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