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こじ破りによる窃盗多発!被害にあいにくい窓の特徴と対策は?

窓の防犯対策は家の安全を守るために欠かせないものです。
中でも、窓ガラスを割って侵入する「こじ破り」は、多くの侵入窃盗犯に利用される手口として有名です。

今回は、こじ破りの基本的な手口や特徴、そして狙われやすい窓の特徴について解説します。
こじ破り対策に有効な防犯グッズや工夫、対策を徹底するためのコツなどもご紹介しますので、ぜひ参考にして、大切な家と家族を守りましょう。

    こじ破りって何?その手口と特徴を解説!

    こじ破りは、窃盗犯が窓ガラスを割って侵入する手口の一つです。
    こじ破りの基本的な手口や、こじ破り以外のガラス破りの方法、そしてこじ破りが多用される理由について詳しく解説していきましょう。

    こじ破りの基本的な手口

    こじ破りの典型的な手口は、窓枠とガラスの隙間にマイナスドライバーなどの工具を差し込み、てこの原理を利用してガラスを破壊するというものです。
    窃盗犯は、鍵付近のガラスだけを割り、手を入れて鍵を開けます。

    こじ破りは、比較的短時間でガラスを割ることができ、音もそれほど大きくないため、侵入窃盗犯に好んで用いられる手口なのです。
    特殊な技能は必要ないので、多くの窃盗犯に利用されているのが現状です。

    こじ破り以外のガラス破りの手口

    こじ破り以外にも、窓ガラスを破壊して侵入する手口はいくつか存在します。

    侵入手口 方法
    焼き破り ガスバーナーなどで窓枠を加熱し、冷水をかけてガラスを割る
    打ち破り 窓ガラスを物理的にたたき割る方法

    様々なガラス破りの手口について知っておくことは、窓の防犯対策を考える上で重要といえるでしょう。

    こじ破りが多用される理由

    では、なぜ侵入窃盗犯はこじ破りを好んで用いるのでしょうか。
    最大の理由は、こじ破りが短時間でガラスを割ることができ、音もそれほど大きくないからです。

    こじ破りは、窓枠とガラスの隙間に工具を差し込むだけで、比較的容易にガラスを破壊できます。
    ガラスを割る際の音も、他の手口に比べれば小さいといえます。

    こじ破りにはそれほど特殊な技能を必要としないため、多くの侵入窃盗犯に利用されているのです。
    こうした特徴から、こじ破りは侵入窃盗の主要な手口となっているのです。

    侵入窃盗犯に狙われやすい窓の特徴とは?

    侵入窃盗犯は、こじ破りをしやすい窓を狙って侵入を試みます。
    では、こじ破りによる被害に遭いやすい窓の特徴とは何でしょうか。
    雨戸やシャッターのない窓、ベランダに面した窓、鍵をかけ忘れた窓など、侵入窃盗犯に狙われやすい窓の特徴について解説します。

    【1】雨戸やシャッターのない窓

    雨戸やシャッターが設置されていない窓は、侵入窃盗犯にとって格好のターゲットとなります。
    こうした窓は、窓ガラスを簡単に割ることができるため、こじ破りによる侵入のリスクが高いのです。

    特に、小さい窓や2階の窓など、雨戸を取り付けにくい窓については注意が必要です。
    雨戸やシャッターのない窓は、こじ破りをはじめとする侵入窃盗の被害に遭いやすいため、何らかの防犯対策を講じることが大切といえるでしょう。

    【2】ベランダに面した窓

    ベランダに面した窓も、侵入窃盗犯に狙われやすい窓の一つです。
    特に、ベランダに続く大きな掃き出し窓は、侵入経路になりやすいといえます。

    ベランダの壁で覆われている家の場合、ガラス破りの作業が外から見えにくいというデメリットもあります。
    ベランダに面した窓については、補助錠の取り付けや防犯センサーの設置など、重点的な防犯対策が必要です。

    【3】鍵をかけ忘れた窓

    鍵をかけ忘れた窓は、侵入窃盗犯にとって絶好の侵入経路となります。
    実際、窃盗犯の侵入経路の46.8%が無施錠の窓からだという統計データもあります。

    日頃から窓の鍵をかけることを習慣づけ、外出時や就寝時には必ず施錠を確認することが大切です。
    窓の鍵を複数取り付けるなどの工夫も有効でしょう。
    鍵をかけ忘れた窓は、侵入窃盗犯にとって格好のターゲットとなるため、施錠の徹底が何よりも重要です。

    こじ破り対策に有効な窓の防犯グッズや工夫を紹介

    こじ破りによる被害を防ぐには、窓の防犯対策を徹底することが欠かせません。
    補助錠の取り付けや防犯ガラスの使用、面格子の設置など、様々な方法でこじ破りへの耐性を高めることができます。

    • 【1】補助錠の取り付け
    • 【2】防犯ガラスや防犯フィルムの使用
    • 【3】面格子の設置

    こじ破り対策に有効な窓の防犯グッズや工夫を具体的に紹介していきましょう。

    【1】補助錠の取り付け

    窓の防犯対策として最も基本的なのが、補助錠の取り付けです。
    窓の鍵を複数にすることで、こじ破りによる侵入をより困難にすることができます。
    万が一こじ破りで狭い範囲のガラスを割られたとしても、補助錠があれば侵入を防ぐことが可能です。

    補助錠には、簡易なものから本格的なものまで様々な種類があり、窓の形状や予算に合わせて選ぶことができます。
    こじ破り対策の第一歩として、補助錠の取り付けを検討してみてはいかがでしょうか。

    【2】防犯ガラスや防犯フィルムの使用

    窓ガラスを強化することで、こじ破りによる侵入を防ぐこともできます。
    具体的には、割れにくい防犯ガラスや、飛散防止効果のある防犯フィルムを窓に使用するのです。

    防犯ガラスは通常のガラスよりも強度が高く、こじ破りで簡単に割ることができません。
    一方、防犯フィルムは既存の窓ガラスの内側に貼り付けるシート状の製品で、ガラスが割れた際の飛散を防ぐ効果があります。

    【3】窓の内側に面格子を設置

    窓の内側に面格子を設置するのも、こじ破りへの有効な対策の一つです。
    頑丈なスチール製の面格子なら、こじ破りによるガラス破りがあったとしても、物理的に侵入を防ぐことができます。

    面格子は、マンションのベランダなど、外側に設置しにくい場所でも使用可能です。
    賃貸物件の場合でも、窓の内側であれば比較的簡単に取り付けられるのもメリットといえるでしょう。
    こじ破りへの抜本的な対策として、面格子の設置を検討してみる価値は十分にあります。

    こじ破り対策を徹底するための心得・コツ

    窓からの侵入を狙うこじ破り犯罪の被害に遭わないためには、日頃からの防犯意識と対策が欠かせません。
    こじ破りへの備えを万全にするための心得やコツを3つご紹介します。
    窓の施錠を習慣づけ、侵入の足場を作らせず、長期不在時の対策を怠らないことが大切です。

    【1】窓の施錠を習慣づける

    こじ破り対策で何より重要なのは、窓の施錠を習慣づけることです。
    全国の侵入窃盗の手口を見ると、無施錠の窓からの侵入が最も多いのです。

    「ちょっとした外出だから大丈夫」と油断せずに、短時間の外出でも必ず窓の鍵をかけるようにしましょう。
    帰宅時も、窓の施錠状態を必ず確認する習慣が大切です。
    一人一人の防犯意識を高め、窓の施錠を当たり前のこととして徹底することが、こじ破り対策の第一歩となります。

    【2】窓周りに足場を作らせない

    こじ破り犯は、窓の近くにある物を足場にして侵入を試みます。
    窓周りに植木鉢や物置などを置かないようにすることが肝心です。
    特にベランダがある場合は要注意で、手すりや雨どいが侵入経路にならないよう、定期的な点検と補修をするようにしましょう。

    木や電柱など、家の外にある物も侵入の足がかりになる可能性があります。
    窓の近くにそうした物がないか確認し、こまめな剪定などで侵入犯に狙われにくい環境を整えておくことが賢明です。

    【3】長期不在時の対策を怠らない

    旅行や出張などで長期間家を空ける際は、こじ破り対策を一層強化しなければなりません。
    普段よりも入念に窓の補助錠を施錠し、センサーライトを設置するなどして、侵入犯を寄せ付けない環境を整備しましょう。

    新聞や郵便物がたまらないように手配し、家に人がいるように見せることも重要です。
    長期不在であることを知られないためにも、郵便局等に不在届を提出しておくと安心です。
    普段から備えを怠らず、こじ破りに狙われない家作りを心がけるようにしましょう。

    こじ破り対策に関するよくある質問

    こじ破り対策に取り組む際、どのような方法が効果的なのか悩む人も多いのではないでしょうか。
    こじ破り対策について寄せられることの多い3つの質問をピックアップしました。
    アパートや賃貸物件での対策方法、防犯ガラスと防犯フィルムの違い、窓リフォームのポイントなどをわかりやすく解説します。

    【Q1】アパートや賃貸マンションでもこじ破り対策はできる?

    アパートやマンションにお住まいの方も、こじ破り対策は可能です。
    特に窓の内側であれば、簡易な補助錠や面格子を取り付けられることが多いでしょう。

    まずは大家さんや管理会社に相談し、建物の構造や規約を確認した上で、自分にできる対策を見極めることが大切です。
    賃貸物件だからと諦めるのではなく、入居者自身が防犯意識を高め、できる対策から実践していくことが何より重要です。

    【Q2】防犯ガラスと防犯フィルムはどちらが効果的?

    こじ破り対策として注目される防犯ガラスと防犯フィルムですが、両者を比べると、一般的に防犯ガラスの方がより高い強度を誇り、こじ破りへの耐性に優れているといえるでしょう。
    一方の防犯フィルムは、既存の窓ガラスに後付けできるため、比較的安価に導入できるメリットがあります。
    ただし防犯ガラスほどの強度は期待できないため、あくまで補助的な対策と捉えておきましょう。
    それぞれの特徴をよく理解した上で、自宅の状況に合わせて選択することが肝心です。

    【Q3】こじ破り対策におすすめの窓リフォームはありますか?

    こじ破り対策を考える上で、窓のリフォームは非常に有効な選択肢です。
    ポイントは、防犯性能の高い窓に交換することです。

    具体的には、ガラス部分を防犯ガラスに替えたり、窓の内側に二重窓を設置したりする方法が挙げられます。
    窓枠や鍵の強化を同時に行うことで、より高い防犯効果が期待できるでしょう。

    リフォームを検討する際は、まずは専門業者に相談してみることをおすすめします。
    防犯や窓リフォームに対する補助金申請に対応しているケースもあるので、うまく活用すれば費用を抑えることも可能です。

    まとめ

    こじ破りは侵入窃盗犯によく使われる手口であり、雨戸のない窓やベランダに面した窓、鍵をかけ忘れた窓などが狙われやすい特徴があります。
    こじ破り対策としては、補助錠の取り付けや防犯ガラス・フィルムの使用、窓の内側への面格子設置などが有効でしょう。

    窓の施錠を習慣づけ、窓周りに足場を作らせないよう工夫することも大切です。
    アパートや賃貸マンションでも、窓の内側への簡易な対策は可能なので、大家さんや管理会社に相談してみることをおすすめします。

    万が一こじ破りの被害に遭ってしまった際は、警察への通報とともに、信頼できる業者に修繕を相談しましょう。
    窓の防犯対策をご検討の際は、ぜひ「創建リフォーム」まで、お気軽にご相談ください。
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