お電話でご相談

LINE相談

【2025年版】エコキュートおすすめメーカー比較!選び方のポイントも徹底解説

省エネ性と環境への配慮から注目を集める「エコキュート」。
各メーカーが独自技術や特色ある機能を競い合う現在、どのメーカーや機種を選べば良いか迷ってしまう人も多いでしょう。

本記事では、主要メーカーの特徴や価格帯、失敗しない選び方のポイントから2025年度の補助金情報まで徹底解説します。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    エコキュートの主要メーカーと特徴を比較

    エコキュート市場では複数のメーカーが競合しており、各社が独自の強みを持っています。
    ここでは、主要メーカーの特徴や性能の違いについて見ていきましょう。

    三菱電機とパナソニックの製品の特徴

    三菱電機は「キラリユキープ」と「バブルおそうじ」機能を標準搭載した製品ラインナップで市場から高い評価を得ています。
    特に「キラリユキープ」は浴槽のお湯を長時間キレイな状態に保つためのものです。
    お湯のにごりや臭い、ぬめりの原因となる菌の増殖を抑え、入浴中から入浴後まで快適なお湯をキープできると注目を集めています。

    パナソニックはAIエコナビ技術により最大約35%の省エネを実現しています。
    太陽光発電との親和性が高い「ソーラーチャージ」機能を搭載した製品が人気です。

    ダイキン・コロナ・日立の独自技術

    ダイキン製エコキュートは静音性と耐久性に優れた設計が特徴です。
    独自開発した「温浴タイム」機能では入浴時間を自動測定し、設定時間が経過するとアラームで知らせるという快適機能を提供しています。

    コロナは世界で初めてエコキュートを開発したパイオニア企業としての強みを持ちます。
    角型や薄型など住宅事情に合わせた多様なタイプを取り揃えており、設置スペースに制約がある住宅にも対応可能です。

    日立は他社にはない独自機能を搭載したエコキュートを提供しています。
    省エネ性能と使いやすさのバランスが取れたラインナップにより、国内市場での確固たる地位を確立しました。

    メーカー別の価格帯とコスパ

    三菱電機とパナソニックのハイエンドモデルは機能が充実している分、価格帯も比較的高めに設定されています。
    しかし高いエネルギー効率により長期的な視点では電気代削減につながる点が魅力です。

    ダイキン製エコキュートは35万円から55万円前後の価格帯が中心です。
    特に静音性能の高さが口コミでも高評価を獲得しており、寝室や居間の近くに設置する場合に適しています。

    メーカー 価格帯 主な特徴
    三菱電機 40万円~60万円 キラリユキープ、バブルおそうじ機能
    パナソニック 38万円~58万円 AIエコナビ、ソーラーチャージ
    ダイキン 35万円~55万円 静音性、温浴タイム機能
    コロナ 25万円~45万円 コスパ重視、角型・薄型選択可
    日立 30万円~50万円 バランス型、独自機能搭載

    コロナ製品は25万円~45万円程度と比較的リーズナブルな価格設定です。
    機能面では必要十分な性能を確保しながらコストパフォーマンスを重視する方に選ばれる傾向があります。

    エコキュート選びで失敗しないポイント

    エコキュートは長期間使用する設備なので、選び方を間違えると日常生活に大きな影響を与えます。
    失敗しないための重要ポイントを見ていきましょう。

    家族構成に合ったタンク容量

    エコキュート選びで重要なのは家族の人数だけでなく、ライフスタイルも考慮することです。
    以下のポイントをチェックしましょう。

    • 一度に複数人が入浴する習慣があるか
    • シャワーと浴槽どちらをメインに使用するか
    • 洗濯や食器洗いなどでお湯を多く使用するか
    • 将来的な家族構成の変化予測

    3~5人家族には370Lタイプが最適とされ、1日に約650リットルのお湯(42℃設定、水温9℃の場合)を使用できます。
    お湯の使用量が多い家庭では余裕を持った選択が快適さにつながります。

    4~7人家族規模になると460Lタイプがおすすめです。
    1日に約850リットルのお湯が使用可能となり、朝夕の入浴ラッシュ時でも十分な量のお湯を確保できます。

    2人以下の家族では370L以下の小容量タイプも選択肢となります。
    320Lタンクでも約420リットルの温水(42℃)が利用可能で、二人暮らしには十分な容量です。

    設置場所と必要スペース

    水回りとの距離が近い場所に設置することで配管の長さを最小限に抑えられます。
    結果として水の勢いや温まるまでの時間が最適化され、快適な使用感につながります。

    壁からは10~20cm程度のスペースを確保することが望ましいでしょう。
    定期的なメンテナンスや将来の交換作業がしやすい環境を整えることが重要です。

    寒冷地では気温が-20度を下回る場合、屋内用の貯湯タンクを室内に設置する必要があります。
    導入前にメーカー仕様書で動作保証温度を確認し、設置場所を選ぶようにしましょう。

    地域環境に適した機種選び

    エコキュートには「一般地用」のほか、積雪や凍結リスクがある「寒冷地用」、海に近い「耐塩害地用」「耐重塩害地用」など地域特性に合わせた種類があります。
    住んでいる地域の環境条件に適した機種を選びましょう。

    寒冷地仕様のエコキュートは-25度までの外気温に対応しますが、特に寒さが厳しい地域では「屋内用」を選ぶケースもあります。
    地域の最低気温を確認し、適切な機種を選びましょう。

    おすすめ機能から選ぶエコキュート

    各メーカーが搭載している機能から、ライフスタイルに合ったエコキュートを選ぶ方法を紹介します。

    省エネ性能を高める先進機能

    パナソニックの「AIエコナビ」は人の出入りに反応して保温を自動コントロールする機能です。
    無駄な保温を抑えることで最大約35%の省エネ効果を実現しており、電気代削減に貢献します。

    「ソーラーチャージ」機能は太陽光発電の余剰電力を有効活用する仕組みです。
    発電した電力を無駄なく活用することで電気代の削減につながり、環境に配慮した運用が可能になります。

    「リズムeシャワープラス」はシャワーの流量や温度を一定リズムで変動させる機能です。
    従来のシャワーと比較して省エネと節水効果を両立させ、快適性と経済性を高いレベルで実現しています。

    エコキュートの省エネ性能を重視するなら、効率の良い機種と家族に合った容量、省エネ性能を備えたモデルを選ぶことが電気代節約のポイントです。

    快適な入浴タイムを実現する機能

    パナソニックの「ウルトラ高圧給湯」は325kPaの水圧を実現します。
    従来の180kPaや280kPaと比較して格段に快適なシャワー体験を提供し、特に水圧にこだわる方に人気です。

    三菱の「フルオートW追いだき」はマイルド追いだきや急速追いだきをリモコン操作のみで自動実行できる便利な機能です。
    湯温が下がってきた際にボタン一つで簡単に対応できます。

    ダイキンの「温浴タイム」はエコキュートの浴室リモコンに搭載されている機能です。
    入浴時間を測ってアラームで知らせる機能を搭載しています。
    長湯防止や入浴中の安全管理に役立つなど、快適な入浴をサポートする機能が充実しています。

    スマート連携の新機能

    専用アプリ連携機能を搭載したエコキュートでは外出先からお湯はり操作が可能です。
    帰宅時に温かいお風呂に入れる便利さは、忙しい現代人のライフスタイルにマッチしています。

    インターホン機能付きリモコンは浴室と台所での会話ができる機能です。
    高齢者がいる家庭でも安心して使用できるほか、子どもの入浴時の声かけにも便利です。

    ネットワーク接続機能を持つモデルは日射量予報や天気予報に連動して最適な沸き上げ調整ができます。
    補助金の加算対象にもなるため、導入時のコスト削減にもつながるでしょう。

    2025年度エコキュート補助金の活用法

    エコキュート導入時には各種補助金制度を活用することで、初期投資を抑えることができます。
    2025年度の補助金情報について見ていきましょう。

    「給湯省エネ2025事業」の概要

    家庭でのエネルギー消費で大きな割合を占める給湯器ですが、普及拡大による省エネとCO2排出削減を目的とした補助金制度が用意されています。
    2025年のエコキュート補助金は基本額が6万円で、性能によって最大13万円まで支給されるものです。

    給湯器のタイプにより支給額が異なり、エコキュートは6~13万円、ハイブリッド給湯器は8~15万円、エネファームは16~20万円となっています。
    リフォームや新築で給湯器を導入・交換の予定がある方は、制度を活用することで費用を大きく抑えられるでしょう。

    補助金獲得の条件と申請手順

    補助金は2025年度のエネルギー消費効率目標基準値をクリアした製品が対象となります。
    基準値を下回る製品は補助金対象外となるため、製品を選ぶ際は確認が必要です。

    補助金申請は個人で直接行うことができません。
    「給湯省エネ2025事業」に登録している工事業者や販売業者が代行して申請する仕組みとなっています。
    導入前に業者の登録状況を確認しましょう。

    「おひさまエコキュート」(太陽光発電の余剰電力を活用したヒートポンプ給湯機)は目標基準値未満でも例外的に補助金対象となります。
    太陽光発電システムとの連携を促進する狙いがあるからです。

    自治体独自の補助制度の活用

    エコキュートの補助金は国の制度だけでなく、都道府県や市区町村でも独自に支給しているケースがあります。
    居住地域の自治体ホームページなどで確認することをおすすめします。

    原則として同一給湯器に対して国と自治体など複数の補助金併用はできないケースが多いです。
    各制度の支給額や条件を比較し、最も有利な制度を選択することが重要です。

    補助金制度は毎年内容が変更されることがあります。
    最新情報を確認し、申請期限や必要書類を把握した上で計画的に導入を進め、最大限のメリットを得られるようにしましょう。

    まとめ

    エコキュートは、パナソニックの「AIエコナビ」や三菱の「キラリユキープ」など、メーカーごとに魅力的な機能が揃っています。
    家族構成や設置環境、地域特性に合った製品を選ぶことで、快適で効率的な暮らしが実現できるでしょう。

    2025年度の補助金制度を活用すれば、最大13万円の支援が受けられ、導入コストを抑えることも可能です。
    省エネ性能の高いモデルを選べば電気代の節約にもつながり、長期的に見てもお得です。
    環境にも家計にもやさしいエコキュートで、スマートな住まいづくりを実現しましょう。