【風呂(浴室)リフォーム】格安でしてくれる業者はどう探す?費用を抑えるコツもご紹介

風呂リフォームを考えているものの、高額な費用に躊躇していませんか?
実は業者選びや依頼方法を工夫するだけで、大幅に費用を抑えられる可能性があります。
本記事では予算内で満足度の高い浴室リフォームを実現するための業者選びのポイントから、具体的な費用削減テクニックまで詳しく解説しましょう。
風呂リフォームの費用を抑える業者選びのポイント
業者選びは風呂リフォームの費用を左右する重要な要素です。
信頼性と価格のバランスがとれた業者を見つけるコツを紹介します。
専門性と実績で選ぶ
風呂リフォーム実績が豊富な業者は、メーカーから資材を大量に仕入れているケースが多いです。
大量仕入れにより原価が下がるため、一般的な価格より安く提供できる傾向があります。
業者選びで確認すべきポイントについてまとめました。
- 年間の浴室リフォーム施工実績数
- 浴室専門の有資格者の在籍人数
- メーカー指定施工店などの認定状況
- アフターサービスや保証内容の充実度
風呂リフォーム専門の業者は知識が豊富で、無駄な工事を省略できる可能性が高いです。
効率的な施工プランを提案してくれるため、結果的にコスト削減につながるかもしれません。
大手と地域密着型の比較
ハウスメーカー系の大手リフォーム会社は広告宣伝費や複数の中間マージンが価格に上乗せされがちです。
安心感はありますが、同じ品質なら20〜30万円ほど高くなることも珍しくありません。
対して地元密着型の中小業者は、中間マージンが少なく価格を抑えられます。
大手と比較すると20~50万円ほど安くなる可能性もあります。
地域密着型業者は近隣での施工が多いため移動コストが少なく、その分価格に反映されることが多いです。
地域に根付いた業者は口コミや評判で仕事を獲得するため、顧客満足度を重視する傾向があります。
価格と品質のバランスがとれた業者を見つけやすいでしょう。
施工事例と口コミを確認する
業者の施工事例をしっかりチェックすることで、予算内で実現可能な工事内容が把握できます。
事例を見ることで現実的な要望を伝えられるようになり、無理な要望による追加費用発生を防げるでしょう。
リフォーム業者の口コミでは低評価のものに注目するのがおすすめです。
過去のトラブル事例や追加料金が発生しやすい工事内容がわかる場合があります。
ただし口コミは極端な評価に偏りがちなので、判断材料の一つとして参考程度に留めておきましょう。
格安リフォームを実現する業者の探し方
費用を抑えたリフォームを実現するには、適切な業者探しが不可欠です。
効率的な業者探しの方法を解説しましょう。
一括見積もりサイトを活用する
一括見積もりサイトには「プラットフォーム型」と「紹介型」の2種類があります。
プラットフォーム型は自分で複数業者を選んで見積もりを取得でき、紹介型はサイト側が条件に合う業者を紹介してくれます。
自分のペースで比較したい方はプラットフォーム型、手間を省きたい方は紹介型がおすすめです。
複数の業者に同時に見積もり依頼ができる一括見積もりサイトを利用すると、業者間で自然と価格競争が発生します。
競争原理が働くことで、工事費の5~10%(3~12万円)程度の節約につながるかもしれません。
複数業者からの見積もりを取る
同じ条件で複数社から見積もりを取ることで、適正価格の相場が把握できます。
相場より明らかに高い見積もりや不自然に安すぎる見積もりを除外でき、妥当な価格帯の業者を選びやすくなります。
見積もり取得時には工事費用に含まれる範囲を明確にしましょう。
解体費、処分費、諸経費などが含まれているか確認することで、後から「別途費用」として追加請求されるリスクを減らしましょう。
オフシーズンを活用する
春先(4〜5月)は比較的余裕がある業者も多く、場合によっては期間限定のキャンペーンや割引が適用されることがあります。
新年度の予算策定や販売促進のタイミングで特別価格が設定されるケースもあるようですので、情報収集が欠かせません。
年度末(2〜3月)は企業の予算消化や在庫処分のタイミングです。
前年度モデルや展示品、アウトレット商品の取り扱いが増え、通常より2〜3割安く購入できるかもしれません。
繁忙期を避けることで、スケジュールの融通が利き、作業の丁寧さや細かな要望にも応えてもらいやすくなるでしょう。
忙しすぎる業者よりも、余裕を持って対応してくれる業者のほうが満足度の高い仕上がりになりやすいです。
風呂リフォームの費用を抑えるテクニック
業者選びに加えて、材料や工事方法にも工夫を凝らすことで、さらなる費用削減が可能です。具体的なテクニックを紹介します。
アウトレット品・展示品の活用
新商品発表時期(毎年2~4月頃)は旧型モデルの処分時期と重なります。
最新モデルと機能的に大差ないにもかかわらず、定価の60%オフになることもあるため、タイミングを狙う価値があるでしょう。
展示品は外観上のわずかな傷や汚れがあるものの、使用上の問題はなく新品同様に使えます。
展示期間が半年程度の展示品が、70〜80%オフで販売されるケースもあり、人気商品はすぐに売り切れるため早めに決断しましょう。
アウトレット専門の販売から施工まで行う業者を選べば、製品購入と工事を別々に依頼するよりも安心です。
保証面でのトラブルが少なく、製品の特性を熟知した工事が期待できるため、長期的に見ても満足度が高いでしょう。
入手方法 | 割引率の目安 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|
旧型モデル | 30~60%オフ | 機能は最新型と大差ない | 在庫状況により選択肢が限られる |
展示品 | 50~80%オフ | 状態のよいものが多い | 人気商品は早期に売り切れる |
アウトレット専門店 | 40~70%オフ | 施工までセットで依頼可能 | 店舗数が限られている |
施主支給の効果的な活用
施主自らが建材や設備を調達し工事業者に支給する「施主支給」は、材料費の中間マージンをカットできるメリットがあります。
支給する設備の規模にもよりますが、6万円〜20万円程度の節約になるケースが多いです。
浴槽や給湯器など大型設備を複数支給すれば、さらにコスト削減につながるでしょう。
施主支給で失敗しないためには事前準備が重要です。
業者が対応可能か事前確認し、メーカー保証が受けられるかを必ず確認する必要があるでしょう。
施主支給品の施工で不具合が生じた場合、責任の所在が不明確になりやすい点にも注意が必要です。
信頼できる業者と十分なコミュニケーションを取りましょう。
DIYで取り組める範囲と注意点
タイルの貼り替えや壁の塗装など、比較的簡単な作業なら初心者でもDIYで対応可能です。
作業範囲によっては数千円〜数万円の削減が見込めます。
特に養生作業や壁紙の剥がし、塗装などは専門知識がなくても取り組みやすい作業でしょう。
配管工事や電気設備の取り扱いは専門知識が必要な領域です。
水回りや電気関係の工事は必ず専門業者に依頼し、安全面を最優先に考えましょう。
DIYと業者の工事範囲を明確に分けて契約することで、トラブル時の対応がスムーズになります。
事前に「どこまでDIYで行い、どこからを業者に依頼するか」を書面で明確にしておくと安心です。
補助金や助成金を活用した費用削減方法
国や自治体が提供する各種補助金制度を活用すれば、さらに費用を抑えられます。
条件や申請方法を理解して賢く活用しましょう。
国の補助金制度の活用
子育てグリーン住宅支援事業では、省エネ性能の高い設備の導入に対して補助金が支給されます。
高断熱浴槽(3.2万円)、高効率給湯機器(3万円)などの設置を開口部の断熱改修や躯体の断熱改修と同時に行うと、一戸あたり上限60万円の補助を受けられ、複数の対象設備を組み合わせることで補助額が増えるメリットがあります。
補助金申請は登録事業者を通じて申請する必要があるため、事前に業者の登録状況を確認することが大切です。
国の補助金制度は、予算上限に達すると受付終了となる点に注意しなければなりません。
情報収集は早めに行い、計画的に進めましょう。
予算枠の残りが少なくなると告知される場合もあるため、公式サイトや業者からの情報を定期的にチェックするとよいでしょう。
介護保険を活用したリフォーム費用の削減
要介護・要支援認定を受けている方は介護保険を利用したリフォームが可能です。
浴室の手すり設置や段差解消など、入浴の安全性を高める工事が対象となります。
自己負担割合に応じて、1割負担なら最大18万円、2割負担は最大16万円、3割負担は最大14万円の補助を受けられます。
介護保険適用のリフォームを検討する場合、事前準備が重要です。
介護保険の申請には時間がかかるため、ケアマネージャーや自治体の窓口に早めに相談するのがポイントです。
認定には1〜2か月程度かかるケースが多いため、余裕を持ってスケジュール設定をしましょう。
地方自治体の独自助成金の探し方
各自治体では、風呂リフォームに対する独自の補助金制度を設けている場合があります。
国土交通省が運営する「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」を利用すれば、お住まいの地域で利用可能な制度を簡単に探せます。
自治体の補助金は「地域のリフォーム業者の利用」が条件となることが多いです。
地元業者に依頼する際に活用すると効果的で、地域経済の活性化と自己負担の軽減を同時に実現できるでしょう。
地域業者との相談時に、利用可能な助成制度について尋”良い方法です。
まとめ
風呂リフォームの費用を抑えるには適切な業者選びが鍵です。
実績豊富で専門知識を持つ業者は効率的な施工で費用削減に貢献します。
大手より地域密着型の業者が費用面で優位なケースが多く、一括見積もりサイトの活用で相見積もりを取ると業者間の価格競争が生まれるメリットがあります。
具体的な費用削減法としては、アウトレット品や展示品活用、施主支給、部分的なDIYなどが効果的です。
さらに国や自治体の補助金、介護保険などの公的制度を併用すれば、総費用を圧縮できるでしょう。
予算内で満足度の高いリフォームを実現するには、早めの情報収集と計画的な準備が重要です。