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カビの生えにくいお風呂メーカーはどこ?選び方&施工業者選びのコツも教えます

毎日使う「お風呂場のカビ問題」に悩まされている方必見!
近年防カビ対策技術が進化し、各メーカーから画期的な機能を備えた浴室が続々登場しています。

本記事ではカビの発生原因からメーカー別の防カビ機能、お風呂選びで押さえたいポイント、信頼できる施工業者の見分け方まで、快適なバスライフ実現のためのノウハウを徹底解説します。ぜひ最後までお読みください。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    お風呂にカビが生える原因は何?

    お風呂場でカビが発生する仕組みを知ることで、より効果的な対策が可能になります。
    カビが好む環境条件から発生しやすいポイントまで、詳しく解説していきましょう。

    湿気と温度がカビを育てる

    お風呂場は日常的に高湿度かつ温かい環境が作り出されるため、カビ菌にとって絶好の繁殖条件が自然と整ってしまいます。
    入浴後に換気を怠ると湿度が下がらず、カビ菌の繁殖条件が長時間維持されてしまうことで黒カビなどが急速に増殖します。
    見えないうちから浴室内に胞子は飛散しており、条件さえ整えば一気に繁殖します。

    浴室内の壁面と室内の温度差から結露が発生し、その水滴がカビ発生の直接的な原因となることも忘れてはなりません。
    特に冬場は温度差が大きくなるため、結露によるカビ問題がより深刻になります。

    目地や排水口のカビ発生ポイント

    目地のシリコン部分は防水性に優れる一方で、表面に微細な凹凸が存在する場合が多く、そこに汚れが溜まりカビが発生しやすくなります。
    黒いカビの発生はまずこの部分から始まることが多いでしょう。

    排水口は髪の毛や皮脂、石鹸カスなどの汚れと常に水分が集まるため、カビ発生ポイントの筆頭です。
    ヘアキャッチャーの下部など見えない場所でカビが繁殖していることも珍しくありません。

    浴槽と壁の接合部や浴室ドアのパッキン部分は乾きにくく掃除もしづらい構造になっています。
    こうした場所は湿気が長時間滞留しやすく、知らないうちにカビコロニーが形成されてしまうかもしれません。

    掃除不足とカビの関係

    定期的な掃除を怠ると石鹸カスや皮脂などの有機物が蓄積し、カビの絶好の栄養源となって繁殖を加速させます。
    カビは目に見えない微小な胞子から急速に成長するため、見た目にはきれいに見える状態でも、実は繁殖の準備が整っていることも。

    浴室内の目に見えないレベルのカビ胞子は常に存在しており、条件が整うとわずか数日で黒や緑の目に見えるカビへと成長します。
    一度発生したカビは根から完全に除去しない限り、短期間で再発してしまう厄介な存在です。

    掃除道具自体が不衛生だと、掃除をしても逆効果です。
    カビを浴室中に広げる原因になりかねません。
    スポンジやブラシなどの掃除道具も使用後はしっかり乾燥させ、定期的に交換するのが重要です。

    カビに強いお風呂メーカー比較

    各メーカーはカビ対策に特化した機能や素材を開発しています。
    ここからは主要メーカーの特徴的な防カビ対策をご紹介しましょう。

    TOTOのカビ対策機能

    TOTOの「お掃除ラクラクほっカラリ床」は独自の表面構造で水を効率的に排水口へ誘導し、翌朝には靴下で歩けるほど乾燥する画期的な設計になっています。
    浴室内の湿度を下げる効果が高く、カビの発生を根本から抑制するという優れものです。

    「床ワイパー洗浄」機能はボタン一つで床を自動洗浄し、カビの原因となる汚れを取り除きます。
    日々の面倒な床掃除から解放されるだけでなく、プロ顔負けの洗浄力でカビ菌を徹底的に除去しますので、安心です。

    「おそうじ浴槽」は浴槽内の汚れを自動で洗い流し、バイオフィルムと呼ばれるカビや雑菌の温床となる粘膜質の形成を防止します。
    浴槽内の隅々まで水流が行き渡り、手が届きにくい場所の清潔さも保てる優れた機能です。

    LIXILの防カビ技術

    LIXILの「キレイサーモフロア」は断熱構造と特殊表面加工の二重の対策で防カビ性能を高めています。
    断熱構造で床の冷えを防ぎ結露を抑制しながら、表面加工でカビの栄養となる皮脂や石鹸カスが付きにくい環境を実現しました。

    使いやすさと清掃性を両立した「パッとくるりんポイ排水口」は、浴槽の排水で排水口の汚れも一緒に流してくれる便利な設計です。
    ヘアキャッチャーが簡単に取り外せるため、カビが発生しやすい排水口周りの手入れが格段に楽になります。

    LIXILのオートバス機能はスイッチ一つで浴槽内を自動洗浄し、手間なく清潔を保てる設計です。
    忙しい日々でもボタン一つで浴槽内をクリーンに保てるため、カビの繁殖を未然に防ぐことができます。

    メーカー 代表的な防カビ機能 特徴
    TOTO お掃除ラクラクほっカラリ床 水はけが良く翌朝には乾く設計
    LIXIL キレイサーモフロア 断熱構造と特殊表面加工による防カビ
    パナソニック スゴピカ素材 撥水・撥油効果で汚れがつきにくい
    クリナップ キレイドゥシリーズ ステンレス素材で掃除しやすい
    トクラス きれい除菌水 浴槽内の雑菌を除去するシステム

    パナソニックと他メーカーの特徴

    パナソニックは「スゴピカ素材」という撥水・撥油効果に優れた有機ガラス系素材を採用し、水アカや皮脂汚れがつきにくい浴室空間を実現しました。
    汚れが付着しにくいため、カビの栄養源となる有機物の蓄積を抑制します。

    クリナップは「まるごとクリンパッキン」を採用しています。
    従来のシーリング材に比べて、カビの侵入に強い素材のパッキンで、カビを簡単に落とせるためキレイな浴室を保てます。

    トクラスの「きれい除菌水」は電気分解で生成された除菌成分を含む水で浴槽内を洗浄し、カビの発生を抑制します。
    薬剤に頼らない環境にやさしい技術で、赤ちゃんやペットがいるご家庭でも安心して使用できる点が魅力です。

    カビに強いお風呂の選び方

    カビに強いお風呂を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。
    素材や設計、水はけの良さ、清掃のしやすさなど、多角的な視点からお風呂選びを進めましょう。

    素材と設計で防カビ対策

    パネル素材は継ぎ目が少ないシームレスタイプを選ぶことで、カビの発生ポイントを減らすことができます。
    目地のシリコンが少ないほどカビの発生リスクは低減し、お手入れの手間も大幅に軽減します。

    防カビ効果に関して、浴室選びのポイントをまとめました。

    • 防カビ・抗菌加工が施された素材を使用しているか
    • 継ぎ目やコーキング部分が少ない設計になっているか
    • 表面が撥水加工されており、水滴や汚れが残りにくいか
    • 素材自体がカビの繁殖を抑制する性質を持っているか

    浴室全体の通気性を考慮した設計で、湿気がこもりにくく乾きやすい構造かどうかも重要なチェックポイントです。
    天井に換気扇だけでなく、壁面の通気口や換気システムが備わっていると湿気の滞留を防ぎ、カビ発生リスクを大きく低減できます。

    水はけの良さを確認

    排水口の構造は特に重要です。ヘアキャッチャーが簡単に取り外せて掃除しやすいものを選ぶと、カビの温床となりやすい排水口周りの清潔を保ちやすくなります。
    排水口自体の材質や形状も、水の流れやすさに影響するため、見逃せません。

    床の傾斜が適切に設計されているか確認し、水が自然に排水口へ流れる構造かチェックしましょう。
    水たまりができる設計だと、その部分からカビが発生しやすくなります。
    実際に施工例やショールームで確認するのがおすすめです。

    壁と床の接合部や浴槽と床の隙間が少ないシームレスな設計になっている浴室は、汚れが溜まりにくく清掃性に優れています。
    カビが発生するポイントが減るため、長期的に見てもメンテナンスの手間が少なくて済みますので、検討してみてはいかがでしょうか。

    お手入れのしやすさ

    ボタン一つで自動洗浄できる機能があれば、日々の掃除の手間が大幅に軽減されます。
    忙しい毎日の中でも清潔な浴室環境を維持しやすく、カビの発生を未然に防げるのは大きなメリットといえるでしょう。

    凹凸が少なくツルツルとした表面は、汚れが付きにくく拭き取りやすいためメンテナンスが簡単です。
    特に壁面や天井部分は手が届きにくいため、汚れにくい素材や表面加工が施されているかどうかチェックしましょう。

    掃除道具が届きやすい設計かどうかもカビ対策の重要なチェックポイントです。
    浴槽下や排水口周り、壁の角などの掃除しづらい部分にアクセスしやすい構造になっているか、実際に確認してから選ぶことをおすすめします。

    リフォーム業者の選び方

    カビに強いお風呂を導入するためには、信頼できる施工業者選びも重要です。
    業者タイプの特徴や信頼性の見極め方、見積もり比較のポイントについて解説します。

    業者タイプ別の特徴

    住宅リフォーム専門業者は浴室リフォームの知識と技術力に優れており、ハウスメーカー系より費用が抑えられることが多いメリットがあります。
    業者によって品質にばらつきがあるため、実績や口コミをしっかり確認しなければなりません。

    ハウスメーカー系リフォーム会社はブランド力と信頼性が高く、アフターサービスが充実している点が魅力です。
    安心感がある一方で費用が高めとなり、規格以外の素材を使用すると追加費用がかさむケースもあります。

    ホームセンターや家電量販店のリフォームサービスは気軽に相談でき、ポイント還元などの特典も魅力です。
    相談のハードルが低い反面、商品選択の自由度が低かったり、施工は協力会社に委託されるケースが多いため品質に差が出る可能性がある点に注意しましょう。

    信頼できる業者の見分け方

    施工実績や経験が豊富かどうかを確認し、過去の施工事例や写真、口コミ情報などを参考にしましょう。
    特に浴室リフォームの実績が多い業者は、カビ対策のノウハウも蓄積されており安心して任せられます。

    見積もりの内容が明確で、質問に対して丁寧に回答してくれるかどうかは業者選びの重要なポイントです。
    専門用語をわかりやすく説明してくれる業者は、工事後のトラブルも少ない傾向にあります。

    見積もり比較のポイント

    複数の業者から見積もりを取り、平均的な価格帯を把握することが重要です。
    一般的には2社以上に依頼することで相場観が掴め、適正価格での契約が可能になります。

    見積もり内容の違いを比較し、なぜ価格差が生じているのかを確認しましょう。
    単に総額だけでなく、使用する素材や設備の違い、工事範囲の差などを細かくチェックすることで、コストパフォーマンスの高い業者を見極められます。

    まとめ

    カビに強いお風呂を選ぶためには、まずカビが発生する原因を理解することが大切です。
    湿気と温度、目地や排水口などの構造的な問題、そして掃除不足がカビ発生の主な要因となります。
    各メーカーは独自の防カビ技術を開発しており、TOTOの「ほっカラリ床」やLIXILの「キレイサーモフロア」、パナソニックの「スゴピカ素材」など、特徴的な機能が充実しています。

    お風呂選びでは素材や設計、水はけの良さ、お手入れのしやすさを多角的にチェックすることが重要です。
    リフォーム業者選びでは、業者タイプの特徴を理解した上で、施工実績や対応の丁寧さ、見積もり内容の明確さなどを比較検討しましょう。
    カビに強いお風呂で快適なバスタイムを実現し、掃除の手間も軽減できる住環境を整えてください。