お電話でご相談

LINE相談

【最新】2025年お風呂(浴室)リフォームの補助金情報まとめ│賢くリフォームを進める方法を紹介

住宅改修における補助金制度は費用面での大きな助けになります。
特にお風呂・浴室のリフォームでは、バリアフリー化や省エネ化によって各種公的支援を受けられるかもしれません。
暮らしやすさと経済面両方の観点から見た、入浴空間の改善に役立つ補助金情報をご紹介します。


旧澤 はるか(創建リフォーム)

インテリアコーディネーター
カラーコーディネーター
キッチンスペシャリスト

前職ではリフォーム会社の営業職として家族状況の変化やライフステージに合わせた最適なリフォームプランを提案してきました。
株式会社創建に入社後、リフォームコーディネーター・カラーコーディネーターとして、色彩の配色を活かしたリフォームコーディネートを行っています。

    お風呂・浴室リフォームの補助金とは?

    お風呂・浴室リフォームの補助金は公共団体から支給される給付金制度です。
    高齢化社会や環境問題に対応するため創設されました。詳しく解説しましょう。

    補助金とは?

    リフォーム補助金は住宅改修費用の一部を賄う公的な資金援助です。
    国や地方自治体が住環境向上や社会問題解決を目的として支給するもので、返済不要な給付金として支給される点が最大の魅力です。

    バス・トイレのリフォームはとくに補助金対象となりやすい工事といえるでしょう。
    高齢者向け設備の導入や省エネ性能の向上など、社会的課題解決に直結するためです。

    補助金は申請要件や支給金額が制度ごとに異なり、地域によっても大きく変わります。
    国レベルの大型補助金から各市区町村独自の小規模支援まで種類も多彩です。

    どんなリフォームが対象になるのか?

    浴室リフォームでは主に「安全性向上」「快適性向上」「環境負荷軽減」の観点から補助金が出ます。
    具体的な対象工事例をいくつか見てみましょう。

    ヒートショック対策となる浴室暖房機の設置は近年重視される工事です。
    命に関わる健康リスク低減につながるため、補助金対象になる率が高いといえるでしょう。

    手すり設置や段差解消といったバリアフリー工事も定番の対象です。
    滑り止め床材への変更や出入りしやすい浴槽への交換なども含まれます。
    高断熱浴槽や省エネ給湯器への交換、窓の断熱改修なども環境配慮型リフォームとして支援対象となるケースが増えていますので、確認してみるとよいでしょう。

    2025年の最新補助金情報

    2025年は国の住宅政策が転換期を迎え、浴室改修関連の補助金制度にも大きな動きが見られます。
    押さえておきたい最新情報を詳しく解説しましょう。

    2025年に利用できるお風呂・浴室リフォームの補助金制度

    子育てグリーン住宅支援事業は、必須工事を2つ以上行うことで補助金がもらえる制度です。
    高断熱浴槽の設置、高効率給湯器の設置、節湯水栓が必須工事に含まれています。
    これらの工事を行った上で、浴室乾燥機を設置する、浴室に手すりを付ける、段差を解消する、という工事をおこなえば、その分にも補助金が出ます。

    長期優良住宅化リフォーム推進事業は複数の工事をセットで行う場合に有利です。
    浴室だけでなく住宅全体の性能を高めるリフォームを検討中の方に向いています。

    各自治体や国の支援プログラム

    国土交通省による住宅リフォーム事業者団体登録制度を活用した補助金は、登録事業者による施工が条件です。
    信頼性の高い業者選びにも役立つでしょう。

    また、都道府県・市区町村独自の浴室リフォーム助成制度は地域によって内容が大きく異なります。
    自治体のホームページや窓口で確認するのがベストです。

    介護保険制度による住宅改修費支給は最大20万円まで支給される制度です。
    要介護・要支援認定者が対象で、浴室の手すり設置や段差解消などが対象工事になります。

    固定資産税の減税措置も見逃せません。
    バリアフリーリフォームを行った住宅は一定期間、固定資産税が減額されるケースがあります。

    具体的な補助金の対象

    エコリフォーム、バリアフリー改修は両方とも浴室改修の代表的な補助金対象工事です。
    特に複数の要素を組み合わせる工事は高額補助が期待できるでしょう。

    防滑性の高い床材への交換工事は安全面を重視した補助金の典型例です。
    転倒リスク低減効果が高く評価されています。

    断熱性能を高める窓やドアの設置も光熱費削減にも直結する人気工事です。
    結露防止効果もあり、浴室の快適性向上に大きく貢献します。

    さらに、ヒートショック防止のための暖房設備導入も多くの自治体で支援対象です。
    特に寒冷地域では優先的に補助が出るケースもあります。

    申請条件と必要書類

    補助金を受け取るためには、申請条件と必要書類について正確に理解しておく必要があります。
    重要なポイントを解説していきましょう。

    申請するための基本的な条件

    住宅の所有者であることは多くの補助金制度で基本条件です。
    対象となるリフォーム工事の内容も重要で、単なる美観向上ではなく、機能性や安全性を高める工事であることが求められます。

    工事費用が最低基準額(多くの場合5万円以上)を満たすことも一般的な条件です。
    小規模な修繕は対象外となる場合が多いので注意しましょう。

    登録事業者や認定業者による施工であることを求める制度も少なくありません。
    事前に施工業者の資格を確認しておきましょう。

    必要書類

    申請書類の準備は見積書、工事計画書など多岐にわたり、工事内容や金額が明確にわかる資料が求められます。
    本人確認書類として運転免許証やマイナンバーカードなどの提示が必要になるかもしれません。
    住所と氏名が最新のものであることを確認しておきましょう。

    工事前後の写真(ビフォーアフター)は特に重要です。
    工事の実施事実を証明する決定的な証拠となるため、自分で撮影する場合は、角度や明るさに配慮しましょう。

    申請期限や手続きの流れ

    多くの補助金は先着順で予算に達し次第終了するため早めに申請しなければなりません。
    人気の高い制度は開始直後に予算枠が埋まることもあります。

    工事着工前の申請が必要な制度と工事完了後の申請が可能な制度がある点に注意が必要です。
    着工順序を間違えると補助金を受け取れなくなります。

    申請から交付決定までは1〜2ヶ月程度かかるケースが多いため、資金計画に余裕を持たせましょう
    特に申請受付終了間際は混雑するため時間がかかります。
    年度をまたぐ工事の場合は特別な手続きが必要になることがありますので、長期工事を予定している場合は事前に確認しましょう。

    主要な補助金制度の比較

    2025年のお風呂・浴室リフォーム補助金制度比較

    補助金名 対象工事 補助金額の上限 条件 申請期間
    子育てグリーン住宅支援事業

    必須工事のうち2つ以上を実施 上限60万円/戸 省エネ改修や子育て対応改修等 申請受付開始~予算上限に達するまで
    介護保険

    要介護または要支援の認定を受けた方が居住している住宅 上限20万円/戸 バリアフリー改修をすること 随時
    長期優良住宅化リフォーム推進事業

    耐震改修工事や、断熱改修工事等の性能向上工事と併せて実施する 上限80〜210万円/戸 1階の床面積が少なくとも40㎡以上(階段の部分を除く)、かつ延べ床面積が55㎡以上である

    工事前にインスペクションを行い、リフォーム履歴、維持保全計画の作成をする

    劣化対策、耐震性、省エネ対策のリフォームで一定の基準を満たす性能へ向上すること

    2024年3月現在未定
    地域限定の助成金 地域による 地域による 地域による 地域による

    補助金申請の流れ

    補助金申請はステップごとに押さえるべきポイントがあります。
    効率的な手続きのために知っておきたい流れを解説します。

    申請前の準備

    工事の見積もりを取得するのが第一歩です。複数の見積もりを比較して最適な施工業者を選定しましょう。
    補助金制度ごとに必要な工事仕様があるため、詳細な見積書を依頼し、補助金制度に精通した業者を選ぶと手続きがスムーズになります。

    必要な書類を揃える作業は早めに始めるのがコツです。
    取得に時間がかかる書類には注意しましょう。
    また、補助金交付要綱を確認し条件を満たしているか確認することが重要です。
    細かい条件を見落として申請却下となるケースが少なくありません。

    申請手続き

    申請書を提出するタイミングは制度によって異なります。
    工事前申請型と工事後申請型があり、間違えると対象外になるので注意しましょう。

    申請後の審査と結果通知には一定期間を要します。
    自治体の担当者から問い合わせがある場合もあるので連絡先は常に確認できるようにしておきましょう。

    オンライン申請と窓口申請の違いと選択方法も確認しておくとスムーズです
    自治体によってはオンライン申請に対応していない場合もあります。

    不備があった場合の修正対応と再申請の方法についても把握しておくと安心です。
    軽微な不備は補正で対応できるかもしれません。

    工事開始から完了までの流れ

    交付決定を受けてから工事をするタイプの補助金を受ける場合は、工事開始前に補助金の確認(交付決定通知)を確実に受けておくことが重要です。
    交付決定前に工事を始めると対象外となります。

    完了後、補助金の支給手続きは期限内に行いましょう。
    実績報告書の提出が遅れると交付を受けられないケースもあります。

    工事中の変更が生じた場合の変更申請手続きも忘れないようにしましょう
    変更内容によっては補助対象外となる可能性も否めません。

    実績報告書の作成と提出期限の確認は特に重要です。
    工事完了後の写真撮影や領収書の保管など、証拠書類の準備を入念に行いましょう。

    補助金を活用するためのポイント

    補助金を最大限活用するためのコツや注意点を知っておくと、リフォーム計画がよりスムーズに進みます。

    工事の計画と予算をしっかり立てる

    申請前にしっかりと工事内容を決定しておくことが重要です。
    途中での大幅な変更は補助金対象外になるリスクがあります。

    また、補助金額を差し引いた自己負担額を事前に把握しておきましょう。
    補助金は後払いが基本なので、工事費用は一旦全額支払う必要があります。

    予想外の追加工事が発生した場合の対策も考慮しておくと安心です
    特に古い住宅では配管の腐食など予期せぬ問題が見つかることもあります。

    浴室リフォームに関する補助金活用のポイントは、以下の点があります。

    • 自治体独自の補助金制度を必ず確認する
    • 補助金対象工事と対象外工事を明確に区分けする
    • 国の制度と自治体の制度を組み合わせて最大限活用する
    • 補助金申請に詳しい専門家や業者に相談する

    申請期限に注意する

    申請を忘れないように期限を確認しておくことは基本中の基本です。
    制度によっては年に一度しか募集がないものもあります。

    補助金制度によって申請可能期間が異なるため個別確認が必須です。
    開始日時が公表されたらすぐに準備を始めると良いでしょう。

    予算枠がかなり早めに埋まる可能性があるため、素早い申請がおすすめです
    人気の高い制度は開始後数日で締め切られることもございます。

    複数の補助金制度を組み合わせる

    他の補助金や助成金と併用する方法を検討することで、より多くの支援を受けられる可能性があります。
    相性の良い制度の組み合わせを探しましょう。

    国の補助金と自治体の助成金を同時に活用できるケースは珍しくありません。
    両方の条件を満たす工事内容を計画すると効率的です。

    しかし併用できない補助金同士の組み合わせもあります。
    同一の工事に対して複数の国の補助金を受けられないケースが一般的ですので、注意しましょう。

    【まとめ】補助金で賢くリフォームを進めよう

    浴室リフォームの補助金活用には事前の情報収集が何より大切です。
    各制度の特徴を理解し、自分の工事内容に最適な支援を選びましょう。
    補助金申請は手続きが煩雑に感じられますが、きちんと準備すれば決して難しくありません。

    専門家や施工業者のアドバイスを参考にしながら、計画的に進めてはいかがでしょうか。
    快適で安全な浴室環境を手に入れつつ、費用負担も軽減できる選択です。