お電話でご相談

LINE相談

【エアコン】省エネ・節約が出来る機種は?要チェックの設定項目も解説します

夏や冬の電気代で大きな割合を占める「エアコン」
最新の省エネ機能を搭載した機種選びと適切な使い方で、快適性を保ちながら電気代を抑えられるようになりました。

本記事では、省エネ性能に優れたエアコン機種や節約につながる設定方法、日々の使い方のコツまで徹底解説しましょう。

[mokuji]

省エネ性能に優れたエアコン機種はどれ?

最新のエアコンは省エネ技術が格段に進化し、電気代削減を実現しています。
どのような機種があるのか解説しましょう。

AI搭載の最新エアコン機種

パナソニック「エオリアGXシリーズ」は日射量や室温変化をAIが予測し、最適な運転モードを自動選択する仕組みを採用しています。
気温や湿度といった環境情報を基に先読み制御を行うことで無駄な運転を減らし、省エネを実現するものです。

シャープの『S‑Xシリーズ』は独自のプラズマクラスター技術と温度・湿度センサーで取得したデータをクラウドで分析します。
部屋の状況に合わせて運転パワーを自動調整することで、必要最小限の電力消費に抑えながら快適な空調を維持するのです。

パナソニック「エオリアHXシリーズ」には人感センサーが搭載されており、部屋に人がいるかどうかを検知します。
人がいないと判断すると運転パワーを35%削減する省エネ機能が働き、無駄な電力消費を防ぎます。

省エネ基準をクリアしたおすすめモデル

シャープ「AY-S40X2」は2027年度省エネ基準を達成し、APF値6.6という高い効率性を実現しました。
APF(通年エネルギー消費効率)とは1年を通じての省エネ性能を示す指標で、数値が高いほど省エネ性に優れた製品であると考えてよいでしょう。

パナソニック『CS‑405DHX2』は最新の省エネ基準に適合しています。
従来モデルと比較して暖房時の消費電力を大きく減らしており、特に寒冷地での暖房費用削減につながるでしょう。

シャープ「AY-S22X-W」は省エネ基準達成率109%を記録し、期間消費電力量578kWhという低消費電力を実現しています。
標準的な使用条件で年間を通して使った場合の電力消費量が抑えられており、家計への負担軽減が期待できるでしょう。

コスパに優れた省エネエアコン

シャープ「S-DGシリーズ」は奥行き23cmのコンパクト設計でありながら、プラズマクラスター7000を搭載し空気清浄機能を備えています。
省スペース設計ながら高い空調性能と省エネ性を両立させたコストパフォーマンスに優れたモデルです。

パナソニック『エオリアEXシリーズ』はAIチャージ機能により予熱運転を制御します。
必要な時に必要なだけ予熱を行うことで消費電力を抑えつつ、素早い暖房立ち上げを可能にしました。

シャープ「S-Xシリーズ」基本モデルはフィルター自動両面掃除機能を標準装備しています。
定期的にフィルターを自動洗浄することで目詰まりを防ぎ、エアコンの効率低下を予防する仕組みです。

メーカー 機種名 主な省エネ機能 特徴
パナソニック エオリアGXシリーズ AI予測制御 日射量や室温変化を予測し最適運転
シャープ S-Xシリーズ クラウド分析制御 温湿度データを分析し運転調整
パナソニック エオリアHXシリーズ 人感センサー 不在時に運転パワー35%削減
シャープ AY-S40X2 高APF値(6.6) 2027年度省エネ基準達成
パナソニック CS-405DHX2 省エネ基準達成率125% 暖房時消費電力大幅削減

電気代を節約できるエアコンの設定方法とは

エアコン本体の省エネ性能だけでなく、日々の使い方や設定方法によって電気代は大きく変わります。
賢い設定で無駄な電力消費を抑えましょう。

最適な温度設定のポイント

パナソニック『AI快適エコナビ』設定時には、AIが最適な温度制御を自動で行います。
通常の暖房運転と比べて消費電力量を大幅に削減できるため、特に冬場の電気代節約に効果的です。

シャープ「エコ自動運転」モードでは通常冷房比33%の節電効果があります。
日射量や湿度を考慮した自動調整により、体感温度を維持しながらムダな冷却を防いでくれるでしょう。

パナソニック「AI快適おまかせ」機能は季節や屋外温度を感知し、最適運転モードを自動選択します。
冷暖房の切り替えや細かな温度調整を自動で行うため、使用者が都度設定を変更する手間が省け便利です。

風量調整で電気代を抑える方法

パナソニック「不在節電運転」は人感センサーが人不在を検知した後、3時間で自動的に運転をオフにします。
外出時のエアコン切り忘れを防ぎ、無駄な運転による電力消費を防止します。

シャープ「おでかけオートセーブ」機能は住人の外出予定時間をAIが学習し、事前に運転を緩和する仕組みです。
外出パターンに合わせて自動で電力消費を最適化するため、手動設定の手間なく省エネが実現します。

パナソニックの『AIチャージ』は、予熱運転の消費電力量を抑えつつ素早い暖房立ち上げを可能にしています。
必要最小限の予熱で快適な暖房開始を実現し、立ち上げ時の大電力消費を緩和します。

タイマー機能を活用した省エネテクニック

シャープ「おやすみAI」は睡眠ステージに応じた温度調整を行うもので、就寝後の深い眠りに入った際には自動で設定温度を調整し、過剰な冷暖房による電力消費を防止する仕組みです。

パナソニック「天気予報連動機能」は気温変化を先読みして効率的な運転パターンを自動生成します。
急な気温変化にも対応し、常に最適な運転状態を維持することで無駄な電力消費を削減します。

シャープ「ソーラー連携」機能は太陽光発電の余剰電力に応じて運転モードを調整します。
発電量が多い時間帯に合わせて運転を強化し、電力自給率を向上させる省エネ機能です。

電気代を抑えるエアコン設定のポイントについて、まとめました。

  • 冷房時の設定温度は28℃、暖房時は20℃が省エネの目安となる
  • 「自動」モードより「冷房」「暖房」の明確なモード設定の方が省エネになることも
  • 就寝時や不在時には適切なタイマー設定を活用する
  • AI制御機能付きモデルでは「おまかせ」設定が最も省エネ効率が高い

エアコンの省エネ効果を高める使い方のコツ

エアコン自体の性能や設定だけでなく、日々の使い方や周辺環境の整備によっても省エネ効果は大きく変わります。
賢い使い方で電気代削減を目指しましょう。

フィルター掃除をする

シャープの『自動両面お掃除フィルター』は、フィルターの目詰まりを防ぎ長期にわたって高い運転効率を維持します。
フィルターの汚れによる効率低下を防ぐことで、消費電力の増加を抑制する効果があります。

パナソニックの『フィルターお掃除ロボット』は自動でホコリを屋外排出し、目詰まりを大幅に抑制します。
ユーザーによる定期的な掃除が不要で、常に高効率を維持できる仕組みです。

部屋の断熱対策を行う

遮熱カーテンを使用すると室内への熱流入を抑え、冷房効率の向上が期待できます。
夏場の直射日光による室温上昇を防ぎ、エアコンの稼働負荷を減らし電力消費を抑制しましょう。

すだれなどの日除けを設置すると直射日光を効果的に遮り、冷房稼働時間を短縮できます。
窓の外側で日光を遮ることで室内への熱流入を最小限に抑え、冷房負荷を減らす効果が期待できるでしょう。

サーキュレーターを併用する

サーキュレーター併用により室内の空気循環が向上し、設定温度を見直すことでさらなる省エネが可能になります。
冷暖房された空気を効率よく循環させることで、エアコンの設定温度を控えめにしても十分な体感温度が得られます。

消費電力の小さいサーキュレーターを併用することで、冷暖房効率を高め電力消費を抑えやすくなるでしょう。
特に天井付近にたまりがちな暖かい空気を循環させることで暖房効率が向上し、エアコンの負荷軽減につながります。

エアコン購入時に確認すべき省エネポイントは?

新しいエアコンを購入する際は、省エネ性能を示す指標や適切な能力選択が重要です。
長期的な電気代節約につながる選び方を解説しましょう。

省エネ性能ラベルをチェックする

2027年度省エネ基準適合マークは、通年エネルギー消費効率が基準値以上であることを示しています。
国が定めた省エネ基準をクリアした製品であることの証明であり、購入の際にチェックしましょう。

シャープ「AY-S40X2」の通年エネルギー消費効率6.6は業界トップクラスの数値です。
APF値が高いほど省エネ性に優れており、長期的な視点では多少価格が高くても電気代削減効果で元が取れるかもしれません。

パナソニック「CS-405DHX2」の省エネ基準達成率125%は同クラス最高水準となっています。
基準値を大きく上回る省エネ性能を持ち、電気代削減効果が特に高い製品といえます。

適切な冷房能力のタイプを選ぶ

14畳用機種を狭い部屋で使うと過剰運転となり、電力効率が落ちるかもしれません。
部屋の広さに合った適切な能力のエアコンを選ぶことが、省エネの第一歩といえるでしょう。

北海道向け暖房仕様では公式畳数表示より+2畳サイズを選択することがおすすめです。
寒冷地では標準的な能力計算より大きめの機種を選ぶことで、効率的な暖房運転が可能になります。

メンテナンス性を考慮して選ぶ

シャープの『清潔構造』は熱交換器に特殊コーティングを施し、カビの付着を大幅に抑えます。
内部の汚れによる効率低下を防ぐ設計によって、長期間にわたり高い省エネ性能を維持できるでしょう。

パナソニック「内部クリーン運転」は自動で結露水を利用し内部洗浄を実施します。
運転終了後に自動的に内部を乾燥させることで、カビやホコリの繁殖を抑え、熱交換効率の低下を防ぎます。

分解・掃除が簡単な設計のモデルは、長期使用後も高い運転効率を保ちやすいといえるでしょう。
ユーザー自身で定期的な内部清掃ができる構造になっているモデルは、長期的な省エネ性を考えると優位性があります。

まとめ

省エネエアコン選びと上手な使い方で、快適性を損なわずに電気代削減が可能です。
機種選びでは、最新のAI搭載モデルや高いAPF値を持つ製品がおすすめです。
日々の使用では、温度設定の工夫やフィルター清掃、部屋の断熱対策が効果的です。

サーキュレーターとの併用や適切なタイマー設定も省エネにつながります。
購入時には、省エネラベルを確認し、部屋の広さや日当たりに合った能力選択、メンテナンス性の良さもチェックしましょう。
長期的な視点で選び、使うことで、家計と環境に優しいエアコン利用が実現します。